2012年3月の漏水調査の報告

調査日時

2012 年(平成 24 年)3月 11 日(日) 午前 8 時

天候

小雨

調査結果

十四間川水位  45cm(前月:20cm)

漏水量   調査地点1 2,000ml/分(前月:1,200ml/分)

       調査地点2 500ml/分(前月: 200ml/分)

  気温が上がって斐伊川上流から雪解け水が出たせいでしょうか、宍道湖の水位は先月と比べてずいぶん上がってきました。それでも今日の水位は、4,5日前ほど高くはありませんでした。

   今日は、風が強く波があって、水位がなかなか読み取れません。

  調査地点1での調査の様子です。漏水量は、宍道湖の水位が上昇したせいか、先月より800mlも多くなっています。

強い風に漏水も吹き飛ばされるように落ちていきます

調査地点1 漏水量:2,000ml(前月比+800ml)

  こちらは、調査地点2の漏水量です。こちらも先月より300ml増えています。

  本日、漏水調査の実施に併せて、下流部の腹付工事未実施の地点に、新たに漏水調査地点2か所を設置しました。  計測は、来月(4月)から実施することとしており、その結果もこのページを通じてお知らせしていくこととしています。

調査データが多くなりましたので、各年の月ごとの比較ができるよう、過去の調査データの表示方法を改めました。また、漏水箇所、調査地点の地図も掲載しています。併せてご覧ください。

[PDF]十四間川左岸堤防漏水調査データ(2011年1月~2012年3月)

ヨシの生育状況報告(3)

  3月のヨシの生育状況調査を11日(日)に行いました。

  厳しかった今年の冬も、3月に入ってずっと暖かい日が続いてきましたので、もうこのまま春が来るのかなと思っていたのですが・・・・。

  朝起きたら田んぼも屋根も霜で真っ白になっていました。そして、小雪がちらついて、そのうちに冷たい雨になり、強い風も吹き出してしまいました。

  さて、気になるヨシの様子ですが・・・・・。

  ここのところ宍道湖の水位が上昇していて、ヨシもみんな湖水の中に沈んでいて、どんな具合か分からないのではと心配したのですが、幸いこの日は少し水位が下がっており、一部は水から出ていました。

ヨシ植栽場所全景 水位が高く波立っています

  ヨシは、茎が少しずつ青みが増してきています。また、白い根も見えており、確実に生きて根付いていることが分かります。

  来月にはきっと青い芽が立ち上がってきているのではないかと期待が膨らんできます。

  こちらは腹付部分を覆われたコモ芝の状況です。まだなにも変化は見えません。まだ2か月ですから無理もないのかもしれません。こちらも暖かくなれば一斉に芽が出て、来月は一面の緑になっているのではないかと思います。

  そして、今月一番目についたのは・・・・・・・。

ヨシの植栽場所に流れ着いたゴミ

覆砂工事後の砂場に打ち上げられたゴミ

  ごみの多さです。

  水位が上昇して、上流から流されてきたものが強い東風に打ち寄せられたものと思われますが、ペットボトルや弁当ガラなどを詰め込んだレジ袋などが散乱しています。

  環境意識が高まった今でもこうした光景が見られるのはとても残念なことです。

  松江分自然環境倶楽部では、6月の湖岸一斉清掃に併せてクリーン作戦を実施する予定にしていますが、その前にみんなが気を付けてごみを投げ捨てたりしないよう心掛けてほしいものだと思います。

  最後に、以前に報告しましたヨシ植栽場所の隣で行われていた湖沼自然浄化活用事業による覆砂工事のその後です。

  大きな砂山がすっかり十四間川の中に撒かれて、水面より少し高いぐらいに砂が残っているだけになっています。大きな重機もクレーン船もいなくなって、小さな船が覆砂場所に係留されていました。浄化の効果を調べる水質調査の船でしょうか。

汽水湖環境サミットと宍道湖水質改善新組織

  「汽水湖環境サミット」の開催と宍道湖水質改善のための新組織設立に関するニュースが相次いで新聞報道されました。

  「汽水湖環境サミット」は、宍道湖、中海の二つの大きな汽水湖を有する松江市が国内の汽水湖を持つ市に呼びかけて、この秋に松江市で開催するそうで、出雲市にも参加を呼び掛けているとのことです。海水と淡水が混じり合って独特の生態系を形成する汽水域の環境保全や湖を中心にした街づくりなどについて話し合われるとのことです。

  また、宍道湖の水質改善にかかる新組織の方は、現在の宍道湖沿岸自治体首長会議が合併により構成市町が減少したため、新たな枠組みが検討され、松江市・出雲市が共同で、国、県に加えて、雲南市や奥出雲町にも参加を呼び掛けて、2012年度に源流域の森林保全を含めた上流から下流までが一体となった新組織を立ち上げて、環境保全、水質改善等に取り組むとのことです。

  新しい取り組みが、水質の改善、汽水域の環境保全、水産資源の復活、森林資源の活用等に成果を上げ、また、産業の振興につながってほしいものと期待してやみません。

  そして、松江分自然環境倶楽部も少しでもこうした取り組みに連携、協力できればと思います。

落し物

  コハクチョウの北帰行が始まったそうですが、マガンたちの旅立ちも始まったのでしょうか。以前よりは飛来する数が少なくなってきたように思います。 それでも毎日数百羽単位でやってきては、やかましく鳴きながら稲株の残る田んぼや10cmほどに育った麦田で一所懸命にエサを食べています。

  そして彼らが飛び去った後には、こんなものがいっぱいに落ちています。

  そう、フンです。太さは小指ほど、長さも10cmくらいはありそうです。フンをして飛び立つことが多いため、マガンの群れが去ると田んぼの中はもちろんですが、農道の上にもたくさんのフンが残されることになります。 空を飛ぶため、素早く吸収してすぐに排泄するためか、未消化の部分が多く、2,3日するとこんな感じになり、たくさん落ちていても匂いはほとんど感じず、そんなに汚くは感じません。見るとほとんどが食物繊維のようです。

  そして、これはマガンの足跡です。

  踵から指先まで10cmはありそうです。

   そして、もうひとつ。こんなものもありました。

  こちらはキツネのものと思われます。 犬は道の端にしていきますが、どういうわけかキツネは道路の真ん中に残していきます。 ネットで調べてみたら、サインポストといって、キツネやテン、イタチなどは縄張りを誇示するためにわざと目立つところにしていくのだそうです。 こちらは匂いもひどくてうっかり踏んだり、車のタイヤについたりしたら大変です。 

   汚い話題で恐縮でした。

  最後は綺麗にマガンの舞う姿を紹介して終わりにします。

来年度の事業について

  2月27日、ホシザキグリーン財団の越川敏樹島根県立宍道湖自然館(ゴビウス)館長に十四間川を視察していただきました。

  ホシザキグリーン財団では、来年度の新しい地域貢献活動として、宍道湖の特産である魚介類等水産資源の復元のための試験を検討中であり、その候補地として十四間川の現地視察をされたものです。

  視察には、財団法人自然再生センターの徳岡理事長(島根大学名誉教授)、増田理事・大橋川・宍道湖部会長も参加されました。

   松江分自然環境倶楽部の役員4名の案内で説明を受け、現地を視察した越川館長からは、魚類の専門家としての立場から、地形的にシジミやシラウオ、アマサギなどの繁殖、生育に非常に適した場所であり、また、松江分自然環境倶楽部や漁業会の協力も得られることから最適地として、現地視察の結果も踏まえて財団で実施の可否を検討していきたいとの言葉をいただきました。

   事業が実施されることとなった場合には、松江分自然環境倶楽部もその一翼を担って、生育環境の修復・再生等に協力することとしています。

説明を聞く越川館長(右)、徳岡理事長(左)

ヨシの植栽地を視察する越川館長

「つぶやき」のコーナー新設

  ホームページのカテゴリを見直し、新たに「つぶやき」のコーナーを設けました。

  このホームページは、4人の編集者が共同で更新しています。

  今後は、このコーナーを通じて4人が感じた松江分や十四間川の季節折々の風景や生活、出来事、宍道湖の表情などを、それぞれの感性でつぶやいてお伝えしていきたいと思っています。

ヨシの生育状況報告(2)

2月12日(日)漏水調査に併せてヨシの生育状況を観察しました。前回観察が1月22日で、それから3週間しか経っていませんし、真冬の期間でもあることから、ほとんど変化は見られませんでした。

冬になって水位が下がっていますので、土嚢の上の段に植えつけられたヨシの根元には水はありません。その下の段に植えられたものは、水中にあって竹の杭しか見えないものがほとんどです。そのなかの一部は竹の杭を立てて固定したにもかかわらず、波に洗われて横倒しになっているものもありました。観察した日は穏やかでしたが、冬の風と波の強さが実感されました。

次の観察は、1か月後ですから、その頃には春の息吹が感じられるようになっているかもしれません。

まだ変化は見られません。春はもう少し先のようです。

また、腹付地の上に播種された芝もまったく変化はありません。こちらも芽吹きはまだ先のようです。

ヨシ植栽地の全体は、こんな感じです。

西方を望む。奥に見えるのは、五右衛門川と十四間川を隔てる白鳥水門

東方(宍道湖方面)を望む。ヨシの植栽場所の向こうに、砂山と覆砂を行う作業船が見える

覆砂工事の方は、ヨシの植栽場所の隣に斐伊川から運ばれた大量の砂が積まれ、バケットクレーンを積んだ作業船の上にもたくさんの砂が積まれています。
聞くところによると、1,800㎥くらいの量が十四間川中央部にある窪地に撒かれて、覆砂による自然浄化機能の試験が行われるそうです。
最後に、堤防の上から宍道湖方面を望んだ写真を紹介します。
右手が十四間川、左手が松江分地区になります。
冬で宍道湖の水位は下がっていますが、それでも宍道湖の水面よりも土地が低いことが分かると思います。

2012年2月の漏水調査の報告

調査日時

2012 年(平成 24 年)2 月 12 日(日) 午前 8 時

天候

くもり

調査結果

十四間川水位  20cm(前月:36cm)

漏水量   調査地点1 1,200ml/分(前月:1,400ml/分)

       調査地点2 200ml/分(前月: 200ml/分)

冬になって水位は20cmとかなり下がってきています。

調査地点1での調査の様子です。漏水量は、先月より200ml減少しています。

調査は、3人一組(漏水受、時間計測、写真撮影)で、毎月交代で行っています。

調査地点1の調査の様子(ストップウォッチで1分間を正確に測ります)

調査地点1の漏水の状況

対岸から見た調査地点1

調査地点1の漏水状況

調査地点1の漏水量(1,200ml)

 調査に驚いて、ヌートリアが向こう岸の方に向かってあわてて逃げ出していきました。

 その大きさは、ウサギの1.5倍ぐらいは優にありそうです。

続いて、調査地点2の調査の様子です。こちらの漏水量は、先月と同じ200mlでした。

調査地点2の調査の様子

調査地点2の漏水状況

調査地点2の漏水量(200ml)

来月から、新たに腹付工事未実施の漏水箇所を調査地点に加えて、腹付工事の検証の材料としてもらうこととしています。

[PDF]十四間川左岸堤防漏水調査データ(2010年11月~2012年2月)に、調査を開始した2010年11月以降の調査結果をグラフにまとめており、また、漏水箇所と漏水量調査地点を地図に示しています。 併せてご覧ください。

2012 年 1 月の漏水調査の報告

調査日時

2012 年(平成 24 年)1 月 22 日(日) 午前 8 時

天候

くもり

調査結果

十四間川水位  36cm(前月:49cm)
漏水量
1地点 1,400ml/分(前月:2,600ml/分)
2地点 200ml/分(前月: 600ml/分)

1地点の漏水量測定の様子

1地点の漏水量測定の様子

1地点の漏水状況

1地点の漏水量

2地点の漏水量測定の様子

2地点の漏水量測定の様子

2地点の漏水状況

2地点の漏水状況

2地点の漏水量

[PDF]十四間川左岸堤防漏水調査データ(2010年11月~2012年1月)に、調査を開始した2010年11月以降の調査結果をグラフにまとめており、また、漏水箇所と漏水量調査地点を地図に示しています。
併せてご覧ください。

松江分自然環境倶楽部広報誌「葦の原」第一号 発刊

松江分自然環境倶楽部広報誌「葦の原」第一号を発刊しました。松江分自治会各戸、出東地区各自治体、他関連団体等に配布する予定です。

以下の表紙画像または、下部のリンクをクリックすることでダウンロードできます。

「葦の原」第一号

ダウンロード

「葦の原」第一号の目次は以下です。

  • 特集
    • ヨシ植栽活動を実施!
  • 連載
    • 専門家に聞く「簸川平野の成り立ちとヨシ原再生の意義」(第1回)
    • 語り継ぎたい松江分の歴史と生活 その1
  • 寄稿
    • 未来に残そう!きれいな宍道湖 出雲市議会議員 伊藤繁満
    • 自然豊かな水辺を後世に 斐川漁業会会長 原俊雄
  • 松江分今昔
  • 報告
    • 12月出雲市議会 宍道湖西岸の沈下と漏水が取り上げられる
    • ヨシ植栽活動が報道される
    • 十四間川左岸堤防漏水調査データ
  • 倶楽部から
    • 松江分自然環境倶楽部の発足と広報誌の創刊に当たって
    • 活動の記録(2010年6月〜2011年12月)
    • 役員

広報誌「葦の原」は年2回発行します。次号は2012年6月末頃発行の予定です。