NHKしまねっとNEWS610の取材がありました

  12日(水)、NHKしまねっとNEWS610の利根川真也アナウンサーが、十四間川のヨシの植栽場所に覆砂されたセラミックサンドの取材に訪れました。

 昨年10月、ヨシを植栽するための浅場を造成する際、水の浄化作用が期待される規格外の石見瓦を粉砕したセラミックサンドや県内の鉱山から産出するゼオライトを使って覆砂し、波除けとして同じくゼオライトを含み水質浄化効果のある来待石の端材を入れたネットで囲う作業を行いましたが、その際に石見瓦の新たなる活用を紹介する報道の一環として、セラミックサンドの覆砂について取材があり、今回の取材は、その後の状況を確認するためのもののようです。

 当日は、ちょうど十四間川の水質調査の日に当たっていたことから、セラミックを覆砂した場所のヨシの生育状況だけでなく、ヨシの植栽場所での水質調査の様子も撮影したり、水質調査を実施している大福工業、松江土建の担当者に取材も行われました。

 今回の取材の内容は、今月29日(金)夕方6時10分からのNHKしまねっとNEWS610において放送される予定だそうです。

質問に応える倶楽部の小村事務局長

質問に応える倶楽部の小村事務局長

植栽されたヨシの状況や水質調査の様子を撮影

植栽されたヨシの状況や水質調査の様子を撮影

水質調査の様子を撮影

水質調査の様子を撮影

水質調査について説明する大福工業の担当者

水質調査について説明する大福工業の担当者

 

学生さんから取材を受けました

  私たち松江分自然環境倶楽部の活動をネットで知った駒澤大学の4名の学生さんが、活動内容を聞かせて欲しいと取材に来られました。学生さんたちは、大学の地理学科地域環境研究専攻のゼミで、宍道湖の自然再生について研究を行っているとのことで、15名余りが10月4日(金)から7日(月)までの日程で宍道湖周辺の巡検を行っていて、今日はそのうちの4名のグループの方の訪問を受けました。今回の巡検を含む研究の成果は、ゼミのレポートや卒業論文の作成に利用していきたいとのことでした。

 研修センターにおいて、私たち広報担当の者から倶楽部の設立のきっかけ、目的、主な活動内容等を説明し、学生さんの方からそれに対していろいろな質問をいただきました。そして、一通りの説明、質問が終了した後、十四間川のヨシの植栽場所に移動し、実際にその目で私たちの活動の状況を見ていただきました。

 わざわざ遠くからの若いみなさんの訪問に、大変嬉しい心持でお迎えいたしました。そして、今日の調査を含む今回の巡検が立派な卒業論文となって結実するよう祈っています。

松江分研修センターでお話しをしました。

松江分研修センターでお話しをしました。

真剣に聞き入る学生のみなさん

真剣に聞き入る学生のみなさん

研修センターでお話しした後、ヨシを植栽した現場に出向き、お話ししました。

堤防からの説明

堤防からの説明

 

今日は天気は良かったですが、風が少し強かったです。

今日は天気は良かったですが、風が少し強かったです。

葦の植栽場所での説明

葦の植栽場所での説明

最後に記念撮影

最後に記念撮影

 

地区民体育大会

  9月29日日曜日、穏やかな天候の中、地区の大運動会が開かれました。昨年は雨で中止になったので2年ぶりに開催され、いろいろな珍プレー、好プレーが見られました。得点制で順位が付けられ、我々のチームは3位と大健闘の結果になりました。

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シジミの陸上飼育試験続報

  大福工業(株)、(株)フクダ、松江土建(株)の地元企業三社と宍道湖漁協斐川漁業会が十四間川河口付近の松江分地区内で行っているシジミの陸上飼育試験の続報です。

  9月4日(水)、シジミの人工授精の作業が行われ、その模様を見学しました。

  台風17号の影響で夜半からの雨が止み間なく降り続く中、朝8時前には現地のシジミ飼育ハウスに、シジミの飼育を担当する大福工業の社員と作業をサポートする多数の斐川漁業会、松江土建、フクダの関係者が集まり、作業が開始されました。

  人工授精に使用するシジミは、斐川漁業会によって十四間川で掻かれたもので、宍道湖での産卵期間の終わりにさしかかっていることから、前日に松江分研修センターにおいて精子、卵子があるかどうか顕微鏡を用いて確認が行われた後、ヤマトシジミ種苗生産マニュアルに従って、10度程度で冷蔵されていたものです。

  受精作業は、まずどの程度の塩分濃度が最適なのかを調べるため、十四間川から汲んだ水を5psu(Practical Salinity Unitの略で、実用塩分単位ともいわれる。1psuは、濃度約0.1%)から11psuの4段階に調整したバットを用意し、そこにシジミを入れて、水温が放卵、放精に最適とされる28度前後に保たれました。この後、この結果をもとに人工授精に最適な塩分濃度を決定して、本格的に人工授精を行い、得られた種苗を飼育水槽に移す計画とのことです。

  産卵は、水温が適温になった後、まずミルク色をした精子の放出が始まり、次いで黄色みがかった卵子の放出が行われるとのことで、ヒーターによって水温が28度前後に保たれた後、この瞬間を見ようと試験担当者、斐川漁業会関係者らがバットを取り囲みました。早ければ30分~1時間程度で放精が始まるとされ、場合によっては数時間かかる場合もあるということであり、私も午前中いっぱい粘って見つめていましたが、残念ながら放精の瞬間を見ることは叶わず、ハウスを後にしました。

  今後、人工授精がうまく行われて、次の段階の飼育試験へと進んでいくことを願っています。

 

シジミの精子、卵子の確認作業の様子

シジミの精子、卵子の確認作業の様子

シジミの精子の顕微鏡写真

シジミの精子の顕微鏡写真

シジミの卵子の顕微鏡写真

シジミの卵子の顕微鏡写真

塩分濃度の調整作業

塩分濃度の調整作業

塩分を調整した湖水を入れたバットにシジミを入れる

塩分を調整した湖水を入れたバットにシジミを入れる

4種類の塩分濃度の異なるバットは、適温になるようヒーターで温められる

4種類の塩分濃度の異なるバットは、適温になるようヒーターで温められる

シジミの法制、放卵の開始を待つ関係者

シジミの放精、放卵の開始を待ってバットを見つめる関係者

 

 

 

シジミの陸上飼育施設の水槽等設置と現地説明が行われました

  シジミの陸上飼育試験のためのハウス建設工事が始まったことを7月27日にお知らせしていましたが、このほどハウスが完成し、8月28日(水)にシジミの産卵、ふ化、飼育のための水槽等の設置とこれに併せて報道関係者等に対する現地事業説明会が行われましたので、私も出かけて行って、作業の様子を見学しました。

  この事業は、これまで社内で陸上でのシジミ飼育実験を続けてきていた大福工業、高濃度酸素水供給・水質管理技術を有する松江土建、堅牢で安価な農業用ハウス建設の技術を有する株式会社フクダの地元企業三社に、宍道湖のシジミについて豊富な知識を有する宍道湖漁協斐川漁業会が加わり、それぞれの得意分野の知識、技術を持ち寄り、一緒になって事業実施組織を作り、出雲市を通じて財団法人地域総合整備財団の地域試験開発補助金を得て、取り組んでいるものです。

  場所は、私たちの住んでいる松江分地区の十四間川左岸河口部付近にあり、宍道湖の水を引いてシジミを飼育するのに最適の場所です。

  具体的な研究事業の内容としては、宍道湖のヤマトシジミの陸上飼育技術の確立という研究テーマの下、農業用ハウスの中に設けた水槽で、県外の企業が有するヤマトシジミや他の二枚貝の飼育、養殖に関する技術をもとに、地元松江・出雲が有するヤマトシジミに関する様々なノウハウ(シジミの生態、水温、塩分濃度や酸素濃度量等)を加えて、宍道湖産のヤマトシジミのふ化から成長まで一貫して行い、成長が早く、良質なヤマトシジミの陸上飼育技術の確立を目指しているということです。そして、陸上での成貝までの飼育だけではなく、飼育した稚貝を宍道湖に還元することで、シジミ漁というこの地域の重要な産業の活性化にも寄与したいとのことです。

  さらに、シジミの陸上飼育技術の確立だけではなく、ヤマトシジミを使った新しい健康食品の開発やシジミの貝殻に含まれるアラゴナイトと呼ばれる物質の利用など貝殻の有効活用についても同時に研究を進めていくとのことです。

  計画では、今週中にすべての水槽に十四間川の水と水温調整のための地下水を供給するための配管や酸素供給装置の接続等の作業を終え、来週には宍道湖漁協斐川漁業会によって宍道湖・十四間川で採取されたシジミの親貝が入れられ、さっそくシジミの人工授精に取り掛かるとのことです。

  長らく日本一の水揚げ高を誇っていた宍道湖のシジミも、漁獲量が激減し、ここ2年ほどは青森県十三湖に日本一の座を譲ってしまいました。今年はやや持ち直したという調査結果が公表されましたが、依然として厳しい状況に変わりないようです。是非ここでの研究が成功して、日本一の宍道湖のシジミが復活してほしいものと、地元の者として我々松江分自然環境倶楽部もこの取り組みを見守り、応援していきたいと思います。

 

シジミ陸上飼育施設全景(十四間川堤防上から撮影)

シジミ陸上飼育施設全景(十四間川堤防上から撮影)

シジミを飼育する水槽の設置作業の様子 水槽は、1700×1240×730mmの大きさで1010リットル入

シジミを飼育する水槽の設置・配管作業の様子
水槽は、1700×1240×730mmの大きさで1010リットル入

飼育するシジミに適度な濃度の酸素を含んだ水を送るための酸素発生装置

飼育するシジミに適度な濃度の酸素を含んだ水を送るための酸素発生装置

ハウス内の水槽に湖水を送るため十四間川に設置されたパイプ

ハウス内の水槽に湖水を送るため十四間川に設置された取水パイプ

報道関係者による取材の様子

報道関係者による取材の様子

 

 

 

覆砂場所のシジミ生息状況調査を実施

  7月28日に行った魚の生息状況調査に続き、8月10日(土)朝6時から、覆砂場所におけるシジミの生息状況の調査を斐川漁業会の協力を得て実施しました。

  十四間川左岸には、昨年5月から今年3月にかけ、合計10,000㎥余りの覆砂が行われ、浅場が造成されていますが、これがシジミに対してどのような効果があるのか、果たして覆砂場所にシジミは生息しているのかを確認しようとするものです。

  調査は、覆砂場所の一番下流部と腹付盛土が終わる付近の2つの地点で、(1)底がメッシュになった砂を掻く小さなジョレンで覆砂をしたところの砂をすくい上げて、その中のシジミの稚貝等の生息状況を確認、(2)覆砂したところをシジミ漁に使う手掻きのジョレンで掻いて、シジミの生息状況を確認、(3)少し沖合の覆砂場所の先端部付近を船から掻いて、シジミの生息状況を確認するという方法で行いました。

  その結果、いずれの地点でも、浅場では1週間から10日前ぐらいに産卵受精し、着底したばかりと思われる2~3mmの小さなシジミから、5mm前後、10mm前後といった生育段階の異なるシジミがたくさん確認され、20~25mmの出荷可能なサイズのシジミもたくさん確認できました。とくに、腹付盛土付近の手掻きのジョレンの枠部には、底生移行時に分泌する足糸腺から分泌する足糸によってたくさんのシジミの稚貝が付着していました。このように産卵着底したばかりのものから25mmほどに成長したものまで、さまざまな大きさの貝がたくさん確認されたことから、覆砂場所において非常に多くの浮遊幼生が着底して順調に成長していっていることが確かめられたと思います。

  また、船で掻いた結果から、覆砂部分の先端部、前からある底泥との境目付近に特に多くのシジミが生息していることが分かりました。漁師さんに聞くと、シジミの色は、十四間川のシジミの特徴である茶色がかったものが多く、十四間川にいたものが繁殖したのであろうということでした。

  たまたま当日付けの山陰中央新報にも、シジミの生息環境改善のため、斐伊川河口の河道確保のため浚渫される砂約3万㎥を出雲市小境町付近の宍道湖西岸に覆砂することが大きく報じられていました。過去の宍道湖への覆砂でも硫化水素の発生を抑え、シジミの浮遊幼生が着底して生育できる良好な環境が保たれているということであり、十四間川の覆砂場所での今回の私たちの調査でも効果が確認されましたので、今回の大規模な覆砂によって生物の生息環境改善が図られ、シジミ等の増殖に繋がればと思います。また、覆砂とともに水辺(浅場)のヨシ帯を復活させることによって、さらに水質改善が図られ、昔の宍道湖の自然が蘇えればと思います。

  松江分自然環境倶楽部では、今後も継続してシジミの生息状況の調査など、引き続き覆砂やヨシの植栽の効果を確かめるための調査を実施していきたいと考えています。

調査の様子

調査の様子

小さなジョレンで覆砂場所の砂を掬い取り、砂の中のシジミの稚貝を確認

小さなジョレンで覆砂場所の砂を掬い取り、砂の中のシジミの稚貝を確認

砂の中で見つかったシジミ 足糸がついた着底直後の者から15mmくらいに育ったものまでさまざまなサイズのシジミを確認

砂の中で見つかったシジミ
足糸がついた着底直後の者から15mmくらいに育ったものまでさまざまなサイズのシジミを確認

浅場の手掻きによる調査の様子

浅場の手掻きによる調査の様子(腹付盛土終端付近)

浅場の手掻きによる調査の様子(覆砂場所の最下流部付近)

浅場の手掻きによる調査の様子(覆砂場所の最下流部付近)

手掻きのジョレンに入っていたシジミ(覆砂場所最下流部付近でとれたもの)

手掻きのジョレンに入っていたシジミ(覆砂場所最下流部付近でとれたもの)

覆砂場所先端部付近での船掻きの様子

覆砂場所先端部付近での船掻きの様子

船掻きで獲れたシジミ

船掻きで獲れたシジミ

船掻きのジョレンを引き上げたところ 砂とヘドロが層となっており、その中にたくさんのシジミがいることが分かる

船掻きのジョレンを引き上げたところ
砂とヘドロが層となっており、その中にたくさんのシジミがいることが分かる

手掻きのジョレン 枠に足糸を絡ませて着底直後のシジミの稚貝がびっしりとついている

手掻きのジョレン
枠に足糸を絡ませて着底直後のシジミの稚貝がびっしりとついている

ジョレンに付着したシジミの稚貝

ジョレンに付着したシジミの稚貝

ジョレンに付着したシジミの稚貝

ジョレンに付着したシジミの稚貝

覆砂場所の魚類調査を実施

  十四間川再生協議会でも覆砂の効果やWEPシステムによる高濃度酸素水供給の効果を大確かめるための魚介類の生息状況調査が行われていますが、このほど倶楽部でも独自に覆砂場所においてその効果を確かめるための調査を行いました。

  調査は、竹を細く割いて一升瓶を大きくしたような形のカゴにし、魚やエビなどが底の広い口からいったん入ったら出られないよう中に二段に漏斗状の返しを付けたウナギ筌(当地方ではウナギカゴと呼んでいる)10個を覆砂場所に浸け、翌日朝に引き上げて捕れた魚を調べるという方法で行いました。筌による漁は、主に底に棲む魚やエビ、カニなどが対象となります。ウナギを獲る漁師さんは、餌としてハチの子などを使うようですが、今回私たちは5個のカゴに魚肉ソーセージを切ったものを入れ、あとの5個には何も入れませんでした。

  7月28日(日)朝5時半から前日に沈めておいたカゴを引き上げた結果、残念ながらウナギの姿はありませんでしたが、体長約20cmの大型のウロハゼ、マハゼなどのハゼが49匹、手長エビが約30匹入っており、覆砂場所が魚やエビの棲み家になっていることが確認されました。調査が終わったあと、これらの魚やエビは船着き場から十四間川に放してやりました。

  倶楽部では、今後も独自にシジミの生息状況の調査など、引き続き覆砂の効果を確かめるための調査を実施していくこととしています。

ウナギ筌の中に餌を入れ、すぼまった部分に輪を嵌めて閉じる(7月27日)

ウナギ筌の中に餌を入れ、すぼまった部分に輪を嵌めて閉じる(7月27日)

長い竹竿の下から1m位のところに筌のひもを縛り付け、竹竿をさして川底に設置

長い竹竿の下から1m位のところに筌のひもを縛り付け、竹竿をさして川底に設置(7月27日)

筌の引上げ(7月28日)

筌の引上げ(7月28日)

筌の口の部分を閉じていた輪を外し、缶の中に獲物を移す(7月28日)

筌の口の部分を閉じていた輪を外し、缶の中に獲物を移す(7月28日)

筌の中に入っていたハゼやテナガエビ

筌の中に入っていたハゼやテナガエビ

捕れたハゼとテナガエビ この後すべて川に返した

捕れたハゼとテナガエビ
船着き場で調べたあとすべて川に返した

シジミの陸上飼育試験ハウスの工事始まる

  十四間川環境再生協議会のメンバーである株式会社フクダ、大福工業株式会社、松江土建株式会社が共同で実施するシジミの陸上飼育実験ハウスの建設工事が始まりました。現在、整地、測量を経て、ハウスの柱の組み立て作業が進められています。

  場所は十四間川河口付近の松江分地内の空き地で、ここに8m×16mの飼育ハウスを建て、飼育用の水槽を設置して、静岡県浜松市の佐鳴湖においてヤマトシジミの陸上繁殖に成功している辻野兼範氏(元浜松北高校教員、佐鳴湖シジミプロジェクト協議会副会長)などの知見も参考に、シジミの陸上飼育、飼育用餌の開発、機能性覆砂材利用の研究などが行われる予定です。

 

ヤマトシジミの陸上飼育研究ハウス建設場所 十四間川河口付近の空き地

ヤマトシジミの陸上飼育研究ハウス建設場所
十四間川河口付近の空き地

ヤマトシジミ飼育ハウス工事の様子

ヤマトシジミ飼育ハウス工事の様子

 

 

煙霧とpm2.5

  昨日に続き今日も県内は、pm2.5の値が上昇し、環境基準を大幅に超過するとともに煙霧が発生し、景色が白く霞みました。

  新聞によると、昨日は浜田市で午前9時から11時の平均値が60.0㎍、松江市で35.3㎍を記録し、松江市では視程が10㎞未満となる煙霧を観測したとされます。

  斐川平野でも昨日は山が霞んで見えなくなっていましたが、今日も同様に景色が白く霞む現象が発生し、夕方にはとくにひどくなり、旅伏山も全く見えなくなり、赤い夕陽が山の端に近づくにつれて次第に霞み、見えなくなってしまう程でした。島根県が公開している1時間ごとのpm2.5の値も、出雲では午後5時から61㎍、58㎍、53㎍、60㎍と健康の適切な保護を図るために維持されることが望ましい水準として定められている環境基準値35㎍を大きく超過しました。

  斐川平野では、ここのところ連日強い西風が吹いていますが、この強い風が中国からpm2.5を運んできたのではないかと思います。

  遠く離れた日本でこのような状況ですから、当の中国の大気汚染のひどさはいかばかりかと想像するとぞっとさせられます。 

煙霧に霞む白鳥水門(午後5時頃)

煙霧に霞む白鳥水門(午後5時頃)

10㎞あまりしか離れていない旅伏山も今日は全く見えない

10㎞あまりしか離れていない旅伏山も今日は全く見えない(午後5時頃)

夕陽も真っ赤に霞みながら沈んでいく

夕陽も真っ赤に霞みながら沈んでいく(午後7時頃)

山の端に近づくにつれて真っ赤だった夕日も霞んで見えなくなっていく

山の端に近づくにつれて真っ赤だった夕日も霞んで見えなくなっていく(午後7時頃)

 

十四間川の生物調査が開始される

  松江分自然環境倶楽部ほか7者が参加し結成した十四間川環境再生協議会では、十四間川において、覆砂による浅場造成、浅場へのヨシ植栽、浚渫窪地への高濃度酸素水供給、湖底撹拌、環境調査等十四間川の環境修復・再生のための様々な取り組みを行っていますが、昨年から今年春にかけて、延べ10,000㎥余りの覆砂を行い、また、6月から高濃度酸素水の供給を行うWEPシステムの連続運転を開始したところから、この効果を探るための生物調査が開始されました。

  7月23日(火)朝6時から、斐川漁業会の漁師さんの船で、十四間川環境再生協議会顧問であるホシザキグリーン財団の越川環境修復マネージャーによって、刺網による魚類調査、採泥器によるベントス(底生生物)、プランクトンの採集が行われ、私も同行し、調査の様子を見学させてもらいました。

  刺網は、覆砂場所付近、WEPシステムの設置されている5、6月頃から貧酸素状態となる水深約6mの窪地、その上流部の3か所に前日から仕掛けられていたものです。覆砂場所付近の浅い場所に仕掛けた網には、コノシロ、セイゴ、ボラ、フナなどの多くの種類の魚が数多くかかっていました。また、上流部に仕掛けた網には、多くのコノシロと数尾のセイゴがかかっていました。こちらは、ほとんど水面に近い網の上部に集中してかかっていました。一方、窪地に仕掛けた網には、中段にコノシロが1尾かかっていました。かかっていた位置からみて、底から2m位のところを泳いでいたものでしょうか。素人にはよく分かりませんが、普段貧酸素状態になっていると思われる高さであり、この位置に魚がいたことはWEPシステムの効果かなと感じられました。捕れたセイゴは持ち帰られ、大きさや食餌の内容などが詳細に調査されます。

  当日は、このほかにプランクトンの採集と底泥の採集が行われ、その後船を下りて岸から投網による浅場の魚類の生息状況調査も行われました。

  この調査は、WEPシステムの運転される貧酸素状態が続く10月頃まで定期的に実施されることとなっています。

十四間川右岸の船着き場から調査に出発 川の向こう側が松江分地区

十四間川右岸の船着き場から調査に出発
川の向こう側が松江分地区

浅場に仕掛けた刺網の引上げ 魚が次々に上がってくる

浅場に仕掛けた刺網の引上げ
魚が次々に上がってくる

引き上げられた刺網 手前から、窪地、覆砂場所付近、上流部 魚のかかる位置が異なっているのがよく分かる

引き上げられた刺網
手前から、窪地、覆砂場所付近、上流部に仕掛けた網(いずれも左が上部)
魚のかかる位置が異なっているのがよく分かる

採泥器による川底の泥の採取

採泥器による川底の泥の採取

水深6m位の窪地の泥 ほとんど真っ黒で貧酸素状態であることがわかる

水深6m位の窪地の泥
ほとんど真っ黒で貧酸素状態であることがわかる

窪地との境目辺りの泥 色は真っ黒ではなく酸素があることを示しており、中には1cm大のシジミが数個確認される

窪地との境目辺りの泥
色は真っ黒ではなく酸素があることを示しており、中には1cm大のシジミが数個確認される

十四間川のプランクトン 水が濁って見えるほど多くのプランクトンがいる

十四間川のプランクトン
水が濁って見えるほど多くのプランクトンがいる

窪地の底付近のプランクトン 表層ほどではないものの非常に多くのプランクトンがいる

窪地の底付近のプランクトン
表層ほどではないものの非常に多くのプランクトンがいる

船着場岸壁からすくったイサザアミ(オダエビ) 十四間川に大量に発生し、スズキやセイゴなどの餌となる

船着場岸壁からすくったイサザアミ(オダエビ)
十四間川に大量に発生し、スズキやセイゴなどの餌となる

 

イサザアミ(オダエビ)

イサザアミ(オダエビ)