結成の目的、活動の趣旨 簸川平野は、約4000年前は入海でした。 その入海が斐伊川から流れる砂によって長い年月をかけて埋まり、次第に平野が形成されていきました。そして、江戸時代における斐伊川の流れの東への固定、松江藩による新川開削、川違えなどによる新田の開拓から、昭和の大規模な干拓に至るまで連綿と続く開拓の歴史を経て、ほぼ現在の湖岸線となりました。 私たちの住む松江分地区は、簸川平野の東端、宍道湖の西岸に位置し、最も後から形成されたところです。そのため、土地は低く、地盤も軟弱で、堤防に守られて生活しています。これまで幾多の水害に遭い、近年では、昭和47年の豪雨において甚大な被害を蒙りました。私たちは、二度と再びこのような悲惨な体験はしたくない、そのための努力は惜しんではならないと考えています。また、この時の体験を、新しい世代の人に伝えていかなければならないと考えています。この思いが、私たちの活動の原点、原動力となっています。 そして、もう一つ、除草剤などの農薬や生活排水などによる環境の悪化も進んでいることがあります。それを象徴する事象が、葦の原の消滅であり、シジミやアマサギの激減ではないかと考えています。私たちは、堤防を守るとともに失われてしまったかつて私たちが慣れ親しんできた豊かな自然環境もまた取り戻していく必要があると考えています。 私たち松江分自然環境倶楽部は、こうした考えに立って、自治会に暮らす全員が参加し、結成されました。さまざまな団体と連携しながら、私たちの生命線である堤防の保全、宍道湖をとりまく環境や水産資源の回復等に取り組み、安心して住める地域と豊かな自然を育み、そしてこれを未来に引き継いでいきたいと願い、活動しています。 共有: X で共有 (新しいウィンドウで開きます) X Facebook で共有 (新しいウィンドウで開きます) Facebook その他 印刷 (新しいウィンドウで開きます) 印刷 いいね 読み込み中…