調査日時
2013 年(平成 25 年)10月12日(土) 午前7 時
天候
晴れ時々曇り
調査結果
十四間川水位 86cm(前月:83cm)
漏水量 調査地点1 2,400ml/分(前月:6,800ml/分)
調査地点2 400ml/分(前月:1,800ml/分)
調査地点3 400ml/分(前月:900ml/分)
調査地点4 400ml/分(前月:1,000ml/分)
10月の漏水調査、植栽したヨシの生育状況確認、漂着ゴミの回収作業を12日(土)午前7時から行いました。
今月の十四間川の水位は、86cmと先月を3㎝上回る高さでした。過去2年の水位と比べると20㎝~25㎝程度高くなっています。例年ですと、10月くらいから冬季に向かって水位が下がり始めるのですが、今年は高い状態が継続しています。
漏水の状況は、各地点とも雨の影響により多かった先月に比べ、大幅に減少しました。過去2年の数値とほぼ同じ程度の漏水量となっています。水位の高さを考慮するとやや改善されたといえるのかもしれません。
例年6月の一斉清掃による松江分自治会の草刈りのあと、8月頃に大型の自走式草刈機によって再度堤防の草が刈り取られますが、今年はそれが行われなかったため、また背丈近くまでヨシやススキなどが生い茂り、調査地点がなかなか見つからず、探し当てても生い茂る草をかき分けて滑り落ちそうになりながら下に降りるなど、今月の漏水量測定は大変な苦労がありました。 漏水の状況も一目で確認できなくなりますので、定期的に草刈りをしていただけたらと思います。
2011年1月以降の漏水調査データは、以下に掲載していますので、併せてご覧ください。(クリックすると別にウィンドウが開き、グラフが表示されます。)
[PDF]十四間川左岸堤防漏水調査データ(2011年1月~2013年10月)
植栽したヨシの状況ですが、一昨年11月、今年3月に植えたヨシのどちらもしっかりと根付き、大きく育って、他のヨシ原のヨシと同じように穂を出しています。7か月で穂を出すほどに成長したということは、私たちのヨシの植栽方法が最適であったことの証ではないかと思います。今年度も同じ形でヨシの植栽を行い、ヨシ原を伸ばしていきたいと考えます。
漏水調査に合わせて覆砂場所、ヨシ植栽場所に漂着したゴミの回収活動を行っていますが、今月も多くのペットボトル、発泡スチロールのトレーや箱、空き瓶、空き缶などが回収されました。なかには、買物袋にゴミを詰めて川に投げ捨てたと思われるものもありました。出雲市では、10月をゴミのポイ捨て禁止月間と定め、ポス捨て防止や清掃活動に取り組んでいますが、それにも拘わらずこのようにゴミが漂着するのをみると悲しくなります。ゴミを川に流せば目の前からは消えてなくなりますが、なくなるわけではありません。下流の川や湖にゴミが堆積し、環境や景観を損ねることになります。どうかポイ捨てはやめてほしいものです。