6月25日(火)午前9時から、松江分研修センターにおいて、静岡県浜松市の佐鳴湖においてヤマトシジミの陸上人工繁殖を行われている辻野兼範氏(元浜松北高等学校教員、佐鳴湖シジミプロジェクト協議会副会長)を講師に迎えて、ヤマトシジミの飼育技術勉強会を開催しました。
勉強会には、辻野先生のほか、青森県でシジミ貝殻粉末のサプリメントなどを製造、販売している株式会社フジクリーン・テックの峰岸芳徳氏、株式会社ネクセンスの技術系コンサルタント鈴木文彦氏、ゼオライトに注目している非鉄金属鉱山開発の昭和KDE株式会社の水戸洋彦氏にも遠路参加いただきました。そして、地元からは、しまね産業振興財団酒井禮男顧問、斐川漁業会、松江分自然環境倶楽部、株式会社フクダ、松江土建株式会社、大福工業株式会社から25名が出席しました。
辻野先生から、約2時間にわたって、かつてたくさん生息していたシジミが絶滅してしまった佐鳴湖の水質・塩分濃度・水温等の状況や絶滅の原因、2008年から行っているシジミの湖畔での人工繁殖、湖内での繁殖実験等再生への取り組みなどについてお話しいただきました。その後、宍道湖の状況やこれを踏まえたシジミの復活の対策などについて意見交換が行われました。
しまね産業振興財団の支援を受けながら、株式会社フクダ、松江土建株式会社、大福工業株式会社が中心となって、今年度からシジミの陸上飼育試験を行うことが計画されており、辻野先生が佐鳴湖で成功されたシジミの陸上での人工授精、飼育の技術も取り入れて、宍道湖におけるシジミの再生につなげられるような成果を上げていきたいとのことです。

陸上飼育装置について説明する辻野氏

フジクリーン・テック峰岸氏

ネクセンス鈴木氏

昭和KDE水戸氏

意見交換の様子

意見交換の様子

佐鳴湖畔で人工繁殖、飼育されたヤマトシジミ
早い成長と大きさに参加者は一様に驚き

佐鳴湖のヤマトシジミを囲んで意見交換する参加者