6月のヨシ植栽場所清掃を実施

  6月9日(日)は、島根・鳥取両県知事も参加して毎年行われている中海・宍道湖周辺一斉清掃の日。斐川地域では、宍道湖西岸なぎさ公園、斐川なぎさ公園、新建川周辺の3か所で朝7時から清掃活動が行われましたが、松江分自然環境倶楽部では、この日がちょうど毎月の漏水調査、ヨシの生育状況調査、ヨシ植栽場所周辺の清掃活動の日に当たっていましたので、独自に十四間川のヨシ植栽場所周辺のゴミの収集活動を行いました。

  朝8時からの漏水調査を終えた後、今月の当番3人でゴミを集め、9時半過ぎに終了しました。先月から同じ場所の清掃活動を開始していますが、1か月前にゴミを集め、きれいにしたところにまた多くの発泡スチロールや買い物袋に入れられたゴミ、プラスチック容器、空き瓶などがたくさん流れ着いていました。この状況を見て、ゴミの投げ捨ては絶対にやめてほしいものです。

  毎月の活動に併せ、今月は環境学習、自然観察もかねた子どもたちによるヨシ植栽場所の清掃活動と十四間川に生息する魚介類の観察会を催すことにしています。こうした活動を通じて、子どもたちに湖の豊かさ、自然の大切さを知ってもらい、川や湖を汚さないということを学んでもらえたらと思っています。

 

3月に造成した浅場に流れ着いたゴミ

3月に造成した浅場に流れ着いたゴミ

大きな買物袋に入れられたプラスチックや発泡スチロールの容器

大きな買物袋に入れられたプラスチックや発泡スチロールの空き容器

ヨシ植栽場所に流れ着いたゴミ ビニール袋に発泡スチロールのトレーがいっぱい

ヨシ植栽場所に流れ着いたゴミ
ビニール袋に発泡スチロールのトレーなどがいっぱい詰められている

ビールの空き缶、薬の空き瓶、ペットボトル、発泡スチロール、買い物袋などの様々なゴミ

ヨシの根元は、ビールの空き缶、薬の空き瓶、ペットボトル、発泡スチロール、買い物袋などの様々なゴミでいっぱい

清掃活動の様子

清掃活動の様子

回収したゴミ 中には一輪車の車輪まで

回収したゴミ
中には一輪車の車輪まで

 

植栽したヨシの生育状況(2)

  一昨年(平成23年)11月の第1回ヨシ植栽活動及び去る3月3日(日)の第2回ヨシ植栽活動で植えたヨシの6月9日現在の生育状況をお伝えします。

  一昨年に植えたヨシは、ところどころ波にさらわれたりして欠けていますが、土嚢袋の間という悪条件に耐えて生き残ったものは、どんどん大きく成長してきています。どこで紛れ込んだのかヨシだけではなく、マコモやスゲなども勢いよく一緒に生えてきています。

平成23年11月に植えたヨシ

平成23年11月に植えたヨシ

ヨシに混じって生えているマコモ(こちらは5月21日撮影したもの)

ヨシに混じって生えているマコモ(こちらは5月21日撮影したもの)

ヨシに混じって生えているスゲ(と思われる植物)こちらも5月21日に撮影)

ヨシに混じって生えているスゲ(と思われる植物)(こちらも5月21日に撮影)

  一方、3月に植えたヨシの方も、少しずつ大きくなり始めています。まだまだひ弱な感じを受けますが、しっかりと根付き始めているようです。夏にどれだけ成長してくれるでしょうか。楽しみです。

3月3日に植えたヨシ

3月3日に植えたヨシ

  最後に、以前から植わっている十四間川下流出雲空港の向かい側辺りに生えているヨシです。こちらはすでに2mを超えるような高さに生い茂ってきています。中ではヨシキリが喧しく鳴いています。私たちが3月に枯れたヨシを刈り取ったところは、全体が燃えるような緑一色でとてもきれいです。

下流部に以前からあるヨシ 枯れたヨシを刈り取ったところ(中央部)は緑一色

下流部に以前からあるヨシ
枯れたヨシを刈り取ったところ(中央部)は燃えるような緑一色