浅場造成作業を行いました

  4月7日(日)朝8時から、倶楽部のメンバー20人ほどが参加して、3月3日(日)にヨシを植えた浅場の続き(下流側)に、来待石ネット13袋、ゼオライト、セラミックサンド各10トンを投入して、約20mの浅場を新たに作りました。

 4月に入り、宍道湖・十四間川の水位も少しずつ上昇しはじめており、作業のタイミングとしては今のうちというところではありますが、当日は、折からの低気圧の接近で、出雲地方には波浪警報、大雨注意報などが発令されていました。しかし、メンバーの仕事の都合や重機・重機作業者の手配、ゼオライトやセラミックサンドの運搬等の関係から延期も難しく、悪天候を押しての作業となりました。

 降りしきる雨の中、最初に付近に流れ着いているごみを拾ってきれいにした後、ゼオライトやセラミックサンドを敷き詰めるために斐伊川砂で覆砂されているところを下げて均一に均す作業を行い、ゼオライト、セラミックサンドの到着を待ちました。これらを敷き詰めて浅場を造成するのは、これらの水質浄化作用を確認するとともに、ヨシの活着、生育の具合やシジミの生育などの点も併せて確認しようとするものです。このために、三井金属資源開発株式会社、株式会社丸惣から今回それぞれゼオライト、セラミックサンド10トンずつの無償提供をいただき、敷き詰めました。

 11時にセラミックサンドを積載したダンプトラックが到着し、続いてゼオライトを詰めた袋を積んだトラックが到着し、荷卸しを行いました。

 そして、まず最初に波除の来待石ネット13袋を敷設していき、続いて、岸と来待石ネットとの間にゼオライトとセラミックサンドを投入し、均平に敷き均してヨシを植えるための浅場を造成していき、午後1時前に作業を完了しました。材料の関係で、今回は約20mの造成となりましたが、今年秋の第3回のヨシ植栽活動に向けて、今後も延長作業を行っていく予定にしています。

 現在、当倶楽部の事務局長で十四間川環境再生協議会の中心メンバーでもある小村一行(大福工業株式会社環境部長)にスポットを当て、宍道湖・十四間川の環境再生、シジミ資源回復などに取り組む姿を紹介するテレビ番組が計画されており、当日は、東京から製作会社のディレクターとカメラマンが訪れ、活動の模様を撮影したり、インタビューが行われました。私たちの活動がテレビ番組などによって紹介されることを通じて、改めて環境問題について考えたり、認識を深めていただいたり、具体的なアクションを起こしていただくといったことにつながればよいと考えています。

3月にヨシを植栽した場所に流れ着いたごみを拾い集める

3月にヨシを植栽した場所に流れ着いたごみを拾い集める

ゼオライト、セラミックサンドを入れるため地盤を下げる

ゼオライト、セラミックサンドを入れるため地盤を下げる

セラミックサンドを積載したダンプの到着

セラミックサンドを積載したダンプの到着

セラミックサンドを降ろすダンプ

セラミックサンドを降ろすダンプ

ゼオライトを積載したトラックの到着

ゼオライトを積載したトラックの到着

ゼオライトを詰めた袋の荷卸し

ゼオライトを詰めた袋の荷卸し

 

来待石ネットの敷設作業手前は、作業の模様を撮影するカメラマン

来待石ネットの敷設作業
手前は、作業の模様を撮影するカメラマン

ゼオライトの敷き詰め作業

ゼオライトの敷き詰め作業

ゼオライトの敷き詰め作業

ゼオライトの敷き詰め作業

セラミックサンドの敷き詰め作業

セラミックサンドの敷き詰め作業

完成した浅場(手前)奥の竹串が立っているところは3月にヨシを植栽した箇所

完成した浅場(手前)
奥の竹の串が立っているところは3月にヨシを植栽した箇所

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