昨日(3月8日)から黄砂がひどくなっています。今日も朝から強い風が吹き、黄砂も一段と多くなって、ニュースによると松江市で午前中一時視界が5㎞を割ったということです。
家から眺める出雲縁結び空港も、すぐ近くなのにも関わらず霧がかかったように霞んで、背後の山もごくうっすらとしか見えません。十四間川の堤防に上がって見渡しても、いつもははっきりと見える東岸の松江市も山も何も見えず、湖である宍道湖が茫洋たる海原のように見えます。
簸川平野は、南を中国山地、北を島根半島の北山山地に挟まれ、西から東に向かって日本海、簸川平野、宍道湖、松江市街、中海を経て、再び日本海へと帯状に低地が続く地形の中にありますので、西風がとても強いところです。簸川平野を特徴づけている独特の防風林である「築地松」もこの強い風から家を守るために生まれてきたものといわれています。
昔から、日本海をわたって吹きつける季節風に乗ってやってくる黄砂で有名なところではありましたが、近年の飛来する回数、量の多さには、花粉症の増加、洗濯ものが外に干せない、車が汚れるなどの困りごとが多くなって、とても春の風物詩などとのんきに構えている場合ではなくなってきていました。
その上に、最近は、pm2.5という微小粒子の中国大陸からの飛来が問題となってきており、喘息やらアレルギーやら、果ては肺がんなど身体に重大な影響を与えるのみならず、含まれる物質によって金属を腐食させたり、塗装面を劣化させたり、降雨に取り込まれて酸性雨となって植物に悪影響を与えたりするということで、外に出るのを控えなければならなくなったり、外出するにはマスクが欠かせない状況となっています。さらに厄介なことに、黄砂や花粉などに付着したpm2.5は、単体よりも害を与える度合いが増すといわれています。
このままの状態が続けば、当の中国はもとより、日本においても健康や自然環境に問題が生じてくるのは必至と思われます。経済発展や領土問題だけに目の色を変えるだけでなく、一刻も早く中国国内でも大きな問題となっている大気汚染、水質汚染などの環境対策にも重大な決意を持って取り組んでもらいものです。


