3月3日(日)、ヨシの植栽活動を実施しました。
前日までの悪天候が嘘のように晴れて風もなく、ヨシ植え、枯れたヨシの刈取りには絶好の日和となりました。
朝10時、前回の153人を上回る160人余りの参加をいただき、開会式を行いました。当倶楽部会長福田直孝のあいさつに続き、14名の来賓の紹介、来賓を代表しての島根県議会議員池田一様(急用のため松江分自治会長の代読)、出雲市議会議員・宍道湖西岸堤防改修促進期成同盟会長伊藤繁満様、島根県出雲県土整備事務所維持管理部長舟木宏次様、出雲市都市建設部建設企画課長江角昭夫様のあいさつをいただいた後、植物学が専門の島根自然保護協会会長杦村喜則氏からヨシの植栽の意義、効果、ヨシの植栽の方法等について講義を受けた後、ヨシ植え班、枯れたヨシの刈取り班に分かれて、作業を実施しました。今回のヨシの刈取り作業には、松江市環境保全部環境保全課から和久利係長、井川主任にも参加いただきました。
ヨシ植えの場所については、前回のヨシ植栽(平成23年11月27日)の経験を踏まえ、今回は、江津市の瓦メーカー丸惣から提供をいただいたセラミックサンド(規格外の廃瓦を1mm~4mmに粉砕したもの)20トンと斐伊川砂を敷き詰めて幅数メートルの浅場を作り、波除のため約2mの幅で来待石の端材を1トンずつを詰めたネットを並べ、その間に植え付けを行うこととしました。
セラミックサンドも来待石も共に微細な孔や中に含まれるゼオライトによって、水質浄化の効果があるとされているものです。今回のヨシの植栽は、これらの効果の実証実験も兼ねたものとなっています。
晴天の下、多くの人の力を合わせた作業によって11時過ぎには予定していた作業を完了し、倶楽部副会長持田進が御礼のあいさつを述べたあと、植栽を記念する大標示板を囲んで記念撮影を行い活動を終了しました。
その後、松江分研修センターに帰り、倶楽部婦人部による炊き込みご飯、宍道湖漁業協同組合提供及び同婦人部によるシジミ汁とお茶で簡単な昼食を取っていただき、すべての活動を終了いたしました。
今回の活動に協力いただきました宍道湖西岸改修促進期成同盟、島根県出雲県土整備事務所、出雲市都市建設部建設企画課、認定NPO法人自然再生センター、宍道湖漁業協同組合、斐川町農業協同組合、斐川ライオンズクラブ、出東スポーツ少年団、松江土建株式会社、株式会社フクダ、大福工業株式会社、ヒカワ工業株式会社、黒目新田自治会の皆様には、心から御礼を申し上げます。
倶楽部では、今年の秋にもヨシ植えを計画しております。引き続き、ご支援、ご協力をいただきますようお願いいたします。

来待石ネットとセラミックサンド、斐伊川砂で造成したヨシ植えの場所

開会式
晴天の下160名余りに参加いただきました

杦村先生のヨシに関する講義

ヨシの植栽の様子

ヨシの植栽の様子
子どもたちも一所懸命に作業

枯れたヨシの刈取り作業

刈り取ったヨシを一所懸命に運ぶ子どもたち

活動終了後大標示板を囲み全員で記念撮影

活動終了後松江分研修センターで炊き込みご飯とシジミ汁で昼食

宍道湖漁業協同組合提供のシジミ汁