五右衛門川宍道湖湖沼自然浄化活用事業による五右衛門川の覆砂工事が今日(12日)からはじまりました。
この事業は、島根県環境生活部環境政策課が環境省の委託を受けて、昨年度と今年度の2か年実施しており、覆砂をすることによって湖底からの栄養塩の溶出を抑制し、シジミなどのマクロベントス(0.5㎜~1㎜以上の底生生物)が棲息できる良好な水環境を作り出す自然浄化機能による水質改善効果を検討することを目的としているものです。
今年度は、昨年度覆砂をした場所の下流側の40m×50mの区域に1000㎥余りの覆砂が行われることになっており、今日から斐伊川下流で採取された砂が10tダンプで続々と運ばれ、十四間川堤防に降ろされています。降ろされた砂は、クレーン付きの台船に積まれ、十四間川の中央付近の試験区域に覆砂されることになります。台船もすでに到着し、砂のたくさん溜まるのを待っています。
この事業による砂の運搬が終わった後に引き続いて、私たち十四間川環境再生協議会が実施する浅場造成のための砂約1800㎥の運搬が行われることになっており、しばらく堤防上はダンプカーの往来が続くことになりそうです。

自然浄化活用事業覆砂工事現場(腹付、ヨシ植栽場所東端から河口を望む)

斐伊川から運んできた覆砂用の砂を降ろすダンプカー

実験箇所に砂を撒くためのクレーン付き台船