十四間川環境再生協議会の構成団体の一つで、十四間川に生息する魚介類等の調査や協議会が行う実験事業実施に資金面からの支援も得ている公益財団法人ホシザキグリーン財団の坂本精志理事長(ホシザキ電機株式会社代表取締役会長)が25日来県され、同財団の越川敏樹宍道湖自然観ゴビウス館長の案内で、十四間川の環境修復実験事業の様子を視察していただきました。
視察では、前日に行ったセラミックサンドを利用した機能性覆砂材による水質浄化実験について説明するとともに、現在協議会が取り組んでいる事業の趣旨やそれぞれの内容について、松江分自然環境倶楽部と斐川漁業会の役員から説明を行いました。坂本理事長からは、この事業の成果への期待と今後島根大学などの研究機関との連携を進め、学術的な実験研究と十四間川における実証的な実験事業とが一体となったより効果的な宍道湖・十四間川の環境復元のための体制を作る必要があるのではないかとの示唆をいただきました。

セラミックサンドによる覆砂場所を視察するホシザキグリーン財団の坂本精志理事長(中央)