アサザとヒシ

  10月に入って、朝晩がめっきり寒くなってきたのに加え、日中も日が陰ると肌寒さを感じるようになってきました。 宍道湖から十四間川一面が朝霧に包まれたり、ススキの穂が風に銀色に揺れるのを見、また、旅伏山が夕焼けに真っ赤に染まるのを見ると、いつの間にか秋も深まってきたなぁと感じます。

   そんな秋の深まる中、アサザはだんだん元気がなくなってきました。夏には水面をびっしりと蔽っていたのが、葉が枯れ、後から出てきた元気な葉も小さくなって水面が開いてきています。

  もしかしたらと期待した花も結局は一つも見ることはできませんでした。残念ながら、やっぱり花の咲かない系統の群落のようです。

元気がなくなってきたアサザ群落

 

葉が枯れ、元気な葉も小さくなって水面が開いてきた

  一方、アサザに代わって勢力を伸ばしてきたヒシの方は、現在も勢いよく成長し、重なり合って葉が立っています。そして、ヒシの実がだんだんと大きくなっています。

  食べるものにあまり恵まれなかった子どものころには、よくヒシの実を採って食べたものです。何十年ぶりに一つ採って食べてみました。まだ少し未熟で簡単に手で殻をむくことができました。中から取り出した実も熟していませんでしたが、それでも栗の実に似た、懐かしい味がしました。

  福岡や佐賀などでは、採取したものが出荷され、栗のように茹でたり蒸したりして食されているそうですし、漢方薬としても利用されているそうです。

  向こうのものは、オニビシというもっと大きな種類のようですが、もう少しして実が熟してきたら、私も少し取って茹でて食べてみようと思っています。

葉が立つほど水面を蔽ったヒシ

ヒシの実。1つの葉に3個もついているものがある。

殻から取り出したヒシの実。まだ未熟なので手で簡単に剥ける。

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