出雲市、県土整備事務所、国交省等に要望活動を行いました

  伊藤繁満市議会議員の紹介により、7月27日(金)に出雲市長、島根県出雲県土整備事務所長と竹下亘、青木一彦両議員秘書に、次いで、7月30日(月)には国土交通省出雲河川事務所長に対し、斐川漁業会とともに宍道湖西岸堤防及び十四間川左岸堤防の修復、斐伊川河口に堆積する砂の撤去による河川維持、十四間川の環境修復(浚渫跡地の覆砂)等の早急な実施について、要望活動を行いました。

  行政機関においては、それぞれ丁寧に老朽化した堤防に対する私たちの不安、早急な対策の実施の要望、堤防や十四間川の環境を守るための地元住民としての取り組み等を聞いていただき、取り組みを理解、評価いただくとともに、厳しい財政状況のなかであるが、いろいろな仕組み、方策を考えて予算を獲得し、できる限りの対策を実施していきたい旨回答をいただきました。

  また、竹下、青木両議員秘書からも、議員にしっかりと地元の要望、活動を取り次ぎ、早期に斐伊川、宍道湖岸地帯の整備が実現するよう努めていきたいとの回答をいただきました。

出雲市長(左端)に対する要望

 

出雲県土整備事務所長(中央)への要望

竹下、青木議員秘書への要望

出雲河川事務所長(中央)への要望

大輪の花

  松江分自治会のOさん宅の庭先にはとても大きな花が咲いています。

  アメリカフヨウ(芙蓉)という花だそうで、直径20センチ以上はあるのでとても見ごたえがあります。

  一日でしぼんでしまうそうですが、つぼみがまだ沢山あり次から次へと咲くそうです。赤い色の花が咲くのも植えてあるそうなので、今から楽しみです。

竹下議員に陳情を行いました

  本日(7月21日)朝、竹下衆議院議員に対し、斐川漁業会とともに宍道湖岸堤防の沈下、漏水、シジミ等水産資源の回復等について早急な対策を陳情いたしました。

 竹下議員は、街頭演説会(国政報告会)のために、本日の第一便で空路出雲縁結び空港に到着したもので、演説会に向かう前に十四間川排水/揚水機場近くにある出東地区漁業集荷所に立ち寄っていただき、陳情を行ったものです。

 数十人の斐川漁業会関係者、松江分自然環境倶楽部会員、宍道湖西岸住民等を前に、竹下議員から国政の状況等について報告があった後、漁業会の代表及び松江分自然環境倶楽部の代表から、早急な対策について陳情を行い、竹下議員から、持ち帰ってしっかりと要望に応えることができるよう頑張りたいとの言葉をいただきました。

国政の状況について報告する竹下議員

 

湖岸堤防の改修やシジミ等の資源回復対策について要望を述べる代表者

湖岸堤防の改修やシジミ等の資源回復対策について要望を述べる代表者

宍道湖水環境改善協議会の発足

 今日の新聞に、県、松江市、出雲市、国土交通省の4者による「宍道湖水環境改善協議会」が組織され、宍道湖の水質の改善等に向けて取り組んでいくことが報道されていました。それによると、これまで宍道湖に面する自治体で宍道湖沿岸自治体首長会議が結成され、宍道湖の環境改善活動等に取り組んでいたのが、合併により松江と出雲市の2市になってしまったため、新たに県と国土交通省を加えて、4者で一層水質改善に力を入れて取り組むこととしたということです。

 島根日日新聞には、長岡出雲市長の「行政だけでなく、住民の理解を得て、企業団体にも参加してもらい、こぞって宝物である宍道湖を守っていく具体的な活動ができるよう頑張っていきたい」、また、国土交通省出雲河川事務所長の「新しい枠組みで四者、あるいは住民、企業と力を合わせて具体的なアクションをしていくため、非常に貴重な場だと思っている。国としても積極的に参加して力になれれば」との発言が載っており、これまで行政、住民、企業などがそれぞれの立場でばらばらに取り組んでいたものを今後はこれらが一体となって取り組んでいく考えが示されています。

 この3月から、NPO法人自然再生センター、公益財団法人ホシザキグリーン財団、宍道湖漁業協同組合斐川漁業会、株式会社フクダ、松江土建株式会社、大福工業株式会社とともに十四間川環境再生協議会を設立して、民間団体・企業・住民が一体となって、宍道湖西岸十四間川において水質/底質調査、覆砂による環境改善、ヨシ植栽による自然環境復元、高濃度酸素水供給による貧酸素状態改善試験、シジミ養殖実験等に取り組みはじめている私たちにとって、今このタイミングで「宍道湖水環境改善協議会」が発足したことは大変心強く、今後の協議会の活動に大きく期待を寄せるものです。

 そして、私たちの活動に対して理解をいただき、行政側からの強力な援助、支援を得て、一層充実した取り組みが展開できればと念ずるものです。

十四間川環境再生事業報告(9) WEPシステムの稼働確認が終わりました

  今日(9日)は、朝からWEPシステムに電力を供給するための最後の作業が行われ、電柱から集水路を跨いで、十四間川堤防上の上に設置されたWEPシステムへ電線が引き込まれました。

  その後、松江土建株式会社の技術者によってWEPシステムの電源が入れられ、問題なく稼働することが確認されました。

  これで、貧酸素状態が発生する窪地に飽和酸素水を供給し、その水質改善効果を検証する準備が整ったこととなります。今後、十四間川環境再生協議会内での協議や関係機関との調整を経て、検証試験に入ることとなると思われます。これから本格的な夏を迎え、貧酸素状態が頻発する時期となりますが、この装置が大きな効果を挙げることを期待したいものです。

WEPシステムへの接続作業開始

WEPシステムに接続完了

稼働確認

ヨシの生育状況報告(7)

  7月のヨシの生育状況調査を漏水調査に併せて実施しましたので、お知らせします。

  調査を行ったのは、7月8日(日)の朝。前日までの雨の影響で十四間川の水位が普段より50~60㎝上昇しており、植栽地全体は水没して、伸びたヨシの頭部だけが水面上に出ている状況です。  また、腹付地の方は、播種された芝(?)が伸びて地面はほとんど見えないほどになってきました。こっちの方は、これで少々の雨が降っても盛付けした土が流れるような心配はなくなったと思われます。

水位が上昇し、ヨシの頭が見えるだけ。腹付地は地面が見えないくらいに草が繁茂してきている。

  そして、よく見てみると、ヨシとともに植えたはずのないマコモ、カヤリツグサ、イヌタデなどのヨシ以外の植物が生えてきていました。マコモは、十四間川のどこかに生えていたものが波にさらわれて流れ着いたものかもしれません。また、カヤツリグサやイヌタデなどは、種が鳥によって運ばれたのか、あるいは風に乗って飛んできたものが芽を出して大きくなったのかもしれません。

  いずれにしてもこのようにして、自然が再生されていくということなのでしょうか。ヨシと競い合って早く殺風景な水辺が立派な緑に変わってほしいものだと思います。

 

水中から顔を出した一株のマコモ

ヨシと競い合って伸びるカヤツリグサとイヌタデ

2012年7月の漏水調査の報告

調査日時

2012 年(平成 24 年)7月 8 日(日) 午前 8 時

天候

曇り

調査結果

十四間川水位  93cm(前月:58cm)

漏水量   調査地点1 3,900ml/分(前月:2,000ml/分)

       調査地点2 600ml/分(前月:500ml/分)

  調査地点3   1,600ml/分(前月:500ml/分)

  調査地点4   700ml/分(前月:200ml/分)

  九州などに大きな被害をもたらした先日の雨も幸いに山陰地方には大きな被害はなかった模様です。ここ十四間川もかなり水位は上昇しましたが、とくに心配するほどもことなくホッとしました。

   今月の漏水調査は、雨の去った今日8日に実施しました。水位は、一番高くなった昨日より下がりましたが、それでも調査を開始して以来最高の93㎝を記録しました。1mまで測定できる水位標の頭が少し水の上に出ているだけです。

頭部だけ出してほぼ水没した水位標

  漏水量の方も、水位が非常に高くなった関係だと思われますが、どの地点も先月より大幅に増加しています。パイプから流れ落ちる量が明らかにほかの月と違うことが感じられました。

集水路の水は、排水機場から排水しているので、そう大きく増水していない

調査地点1の漏水状況

調査地点1の漏水量

調査地点2の漏水状況

調査地点3の漏水状況

調査地点4の漏水状況

調査地点4付近のアサザ群落

   2011年1月以降の漏水調査データは、以下に掲載していますので、併せてご覧ください。(クリックすると別にウィンドウが開き、グラフが表示されます。)なお、今月から調査地点3、4についてもグラフに加えました。

[PDF]十四間川左岸堤防漏水調査データ(2011年1月~2012年7月)