6月24日のアサザの様子をお知らせします。
葉がいっぱい出てきて場所によっては何重にも重なり合って浮かんでいます。そして、川面が風によって絶え間なく細かい波が立っているのにもかかわらず、アサザの群落のあるところは波もなく不思議なほど穏やかです。
霞ヶ浦のアサザプロジェクトは、アサザの群落の消波効果を利用して、コンクリート護岸に波が押し寄せるのを防ぎ、アサザの下に小魚やえびなどの小さな生きものの棲みか、隠れ家を作り出し、また、泥が波によってさらわれてしまうのを防ぎ、ヨシやマコモなどの水生植物が生育する環境を創り出し、さらに湖面一面に広がる黄色の花畑によって湖面を飾ろうとするものだそうですが、アサザの繁茂した川面の様子をみるとその消波効果には納得です。
そして、どういうわけか、葉の上に後ろ足の生えかけたおたまじゃくしが1匹だけ乗って日向ぼっこ?をしていました。そろそろ水の上に上がる練習をしているのでしょうか。それとも何かの弾みで葉の上に乗ってしまったのでしょうか。鳥などに狙われたら一発でやられてしまいそうです。

群落の外側は波立っているが内側はまったく波立っていない

アサザの葉の上に鎮座したおたまじゃくし