ヨシの生育状況報告(2)

2月12日(日)漏水調査に併せてヨシの生育状況を観察しました。前回観察が1月22日で、それから3週間しか経っていませんし、真冬の期間でもあることから、ほとんど変化は見られませんでした。

冬になって水位が下がっていますので、土嚢の上の段に植えつけられたヨシの根元には水はありません。その下の段に植えられたものは、水中にあって竹の杭しか見えないものがほとんどです。そのなかの一部は竹の杭を立てて固定したにもかかわらず、波に洗われて横倒しになっているものもありました。観察した日は穏やかでしたが、冬の風と波の強さが実感されました。

次の観察は、1か月後ですから、その頃には春の息吹が感じられるようになっているかもしれません。

まだ変化は見られません。春はもう少し先のようです。

また、腹付地の上に播種された芝もまったく変化はありません。こちらも芽吹きはまだ先のようです。

ヨシ植栽地の全体は、こんな感じです。

西方を望む。奥に見えるのは、五右衛門川と十四間川を隔てる白鳥水門

東方(宍道湖方面)を望む。ヨシの植栽場所の向こうに、砂山と覆砂を行う作業船が見える

覆砂工事の方は、ヨシの植栽場所の隣に斐伊川から運ばれた大量の砂が積まれ、バケットクレーンを積んだ作業船の上にもたくさんの砂が積まれています。
聞くところによると、1,800㎥くらいの量が十四間川中央部にある窪地に撒かれて、覆砂による自然浄化機能の試験が行われるそうです。
最後に、堤防の上から宍道湖方面を望んだ写真を紹介します。
右手が十四間川、左手が松江分地区になります。
冬で宍道湖の水位は下がっていますが、それでも宍道湖の水面よりも土地が低いことが分かると思います。

2012年2月の漏水調査の報告

調査日時

2012 年(平成 24 年)2 月 12 日(日) 午前 8 時

天候

くもり

調査結果

十四間川水位  20cm(前月:36cm)

漏水量   調査地点1 1,200ml/分(前月:1,400ml/分)

       調査地点2 200ml/分(前月: 200ml/分)

冬になって水位は20cmとかなり下がってきています。

調査地点1での調査の様子です。漏水量は、先月より200ml減少しています。

調査は、3人一組(漏水受、時間計測、写真撮影)で、毎月交代で行っています。

調査地点1の調査の様子(ストップウォッチで1分間を正確に測ります)

調査地点1の漏水の状況

対岸から見た調査地点1

調査地点1の漏水状況

調査地点1の漏水量(1,200ml)

 調査に驚いて、ヌートリアが向こう岸の方に向かってあわてて逃げ出していきました。

 その大きさは、ウサギの1.5倍ぐらいは優にありそうです。

続いて、調査地点2の調査の様子です。こちらの漏水量は、先月と同じ200mlでした。

調査地点2の調査の様子

調査地点2の漏水状況

調査地点2の漏水量(200ml)

来月から、新たに腹付工事未実施の漏水箇所を調査地点に加えて、腹付工事の検証の材料としてもらうこととしています。

[PDF]十四間川左岸堤防漏水調査データ(2010年11月~2012年2月)に、調査を開始した2010年11月以降の調査結果をグラフにまとめており、また、漏水箇所と漏水量調査地点を地図に示しています。 併せてご覧ください。

2012 年 1 月の漏水調査の報告

調査日時

2012 年(平成 24 年)1 月 22 日(日) 午前 8 時

天候

くもり

調査結果

十四間川水位  36cm(前月:49cm)
漏水量
1地点 1,400ml/分(前月:2,600ml/分)
2地点 200ml/分(前月: 600ml/分)

1地点の漏水量測定の様子

1地点の漏水量測定の様子

1地点の漏水状況

1地点の漏水量

2地点の漏水量測定の様子

2地点の漏水量測定の様子

2地点の漏水状況

2地点の漏水状況

2地点の漏水量

[PDF]十四間川左岸堤防漏水調査データ(2010年11月~2012年1月)に、調査を開始した2010年11月以降の調査結果をグラフにまとめており、また、漏水箇所と漏水量調査地点を地図に示しています。
併せてご覧ください。